【その24】 構造・設備1級建築士みなし講習
〜想定超える1万7000人が応募〜
来年5月27日以降に設計される一定規模以上の建築物については、構造1級建築士と設備1級建築士による設計もしくは法適合チェックが義務付けられる。
制度スタート時から円滑に実務を進めるため、建築技術教育普及センターがみなし講習を実施することになっていて、当初は、構造で1万人程度、設備で4500人程度が受講を申し込むと想定されていたが、構造が約1万2200人、設備が約5200人の申込み状況でともに見込みを大きく上回った。
講習日程は開催地ごとに異なるが、修了考査は7月20日に一斉に行われる。修了考査対策も兼ねた形で、日本建築構造技術者協会(JSCA)や建築設備技術者協会(JABMEE)は独自の研修を実施する。JSCAは、7月2日から12日に全国9地区で構造設計者スキルアップセミナーを開く。ただし、全会場で定員(計3200人)に達したため、応募は締め切られている。
JABMEEによる設備関係規定の法適合チェックに関する講習会は、6月21日から7月8日に全国9地区で開かれる。東京と大阪などで多数の応募があり、申込み状況によっては追加講習会を開くことも検討する。
修了考査は、絶対評価による判定となるため、どの程度の割合が通過するのかは「ふたを開けてみないと分からない」(国交省住宅局)。ただ、みなし講習で資格を取得できなくても、11月28日の改定建築士法の施行以降にも講習は予定されている。国交省は、団体の研修などを通じて未通過者の技能向上を促す考えだ。
2008.5.14「日刊建設工業新聞」より |