チャレンジ3度目に「銀メダル」獲得!


  11月2日(金)から5日(月)にかけて、沖縄県那覇市の奥武山公園陸上競技場を中心に開催されました。技能五輪全国大会は23歳以下の若手技術者が、職人日本一を決める大会で、42職種から1292人の選手が全国から集まり、自らの技を競い合いました。
 建築大工職種は84人の選手が参加し、埼玉土建からは、成川弘将選手(熊谷支部)が出場しました。競技は事前に通知のあった「傾斜柱建て小屋組」を2日間に分けて行い、合計12時間の中で現寸図、削り、墨付け、加工、仕上げ、組立ての順で行いました。
 11月2日は、競技会場入りし、競技場所等を決める抽選を行い、競技説明と使用材料を確認した後、午後から会場を那覇市にある奥武山公園陸上競技場に移してから開会式が行われました。

 いよいよ競技初日(11月3日)、午前9時に開始の笛が鳴り響くとともに、各選手一斉に現寸図書きへ取りかかりました。直前まで練習に取り組んでいた成川選手は、練習以上の速さで現寸図を仕上げ、木削り、墨付けの作業へと進めました。
 会場には成川選手の親方、高校の恩師が応援に駆けつけていました。この日の為に沢山練習を重ねてきたことを知っているだけに、応援にも熱が入ります。 作業は順調に進み、墨付けが終わった部材から順に審査員に提出し、審査から戻ってきた部材から刻みの作業へと進みました。
 競技2日目(11月4日)は、午前9時から1日目の作業の続きから始まり、原寸図と見比べながら慎重に加工・仕上げを進めました。成川選手は終了1時間前に組み立て作業に移り、順調に組み上げていきました。そして、終了20分前に無事完成させることができました。

 2日間の競技の結果、今までの努力が実り、見事銀賞を受賞しました。「昨年の雪辱を果たすことができて良かった。親方や指導してくださった講師の皆さんありがとうございました」と感謝の言葉を語りました。