●　第十回　技術・技能の習得を励ますつどい

　3月6日（日）、ラフレさいたまを会場に「第十回技術・技能の習得を励ますつどい」を開催し、来賓を含め46人（内、表彰者14人）が参加しました。埼玉土建では、『一年間を通じて国家資格を取得した仲間、国・県で表彰された仲間を一堂に会し、組合としてお祝いすること』を目的に、毎年開催され今年で十回目を数えます。
　 今年の「つどい」には、埼玉県職業能力開発協会、全建総連、埼玉県技能士会連合会を始め、首都圏労組（東京土建・千葉土建・神奈川土建・神奈川県連）の各技術センターからも来賓としてお祝いに駆けつけていただきました。

　第一部の式典では、埼玉土建を代表して斉藤委員長から、埼玉土建技術研修センターを代表して奥野理事長から、これから組合を担う仲間にお祝いと激励のあいさつがありました。

　また、野本書記次長からは「埼玉土建の主な取り組み」について、この一年を通じた様々な運動の経過が報告されました。

　第二部では、埼玉土建技能士会を代表して和田会長より技能士会への加入の訴えがありました。

　来賓として訪れた埼玉県職業能力開発協会の堀口専務理事、全建総連の小倉技術対策部長、埼玉県技能士会連合会の松本事務局長からお祝いと激励のあいさつを頂きました。

　また、東京土建技術研修センターの朝倉理事長、神奈川県建設技術センターの塚本副理事長、神奈川土建技術研修センターの中西副理事長、千葉土建技術研修センターの矢作事務局長からあいさつを頂き、首都圏労組の仲間として共に励みこの分野の取り組みを前進させることが語られました。

　一部で行われた表彰式には18名の仲間が出席し、一人一人が賞状を受け取りました。（この式典では、後継者育成に貢献され埼玉土建からの推薦により国および県より表彰を受けた仲間をはじめ、技能検定の成績優秀者や合格者、各種競技大会で活躍した仲間、二級建築士および２級建築施工管理技術検定、２級土木施工管理技術検定、第二種電気工事士などに合格した仲間を一堂に会して毎年表彰を行っています）

　講師陣からは、短期の講座から長期にわたる講座まで、合格に向けて共に励んだ仲間との繋がりを大切に、さらなる高見を目指して日々がんばってほしいと、激励の言葉が寄せられました。

　 ２級建築施工管理技術検定に合格した樺澤雅志さん（ふじみ野）から、
「５年程前に独立し、建設業許可を取得するためのステップとして２級建築施工管理技士の受験を決意。学生時代から持ち続けてきた勉強アレルギーへの不安に思うさなか、組合で受験準備講座が開催されることを知り受講。仕事が終わった後に講座に通い、家に帰ってもテキストを開くのは想像以上に大変だった。それでも、絶対合格するんだ！という想いで挑み、その願いが叶った。今回身につけた知識を生かしつつ、親方から受け継いだ伝統工法と組み合わせ、お客様が安心して何世代にもわたって住み続けられる家づくりを続けていく」
と、組合に対する確信と自身の決意を込めた謝辞が届けられました。