第17回彩の国職業能力開発促進大会 


埼玉のものづくり支える技能者を表彰

埼玉土建の仲間3人が受賞!

  11月30日(月)、埼玉会館小ホールで「第17回彩の国職業能力開発促進大会」が開かれました。
 この大会は、優秀技能者技能者の表彰等を行い、技能を尊重する機運の向上、技能者の職業生活の安定を図るとともに、職業能力開発の促進と技能評価制度の充実・発展に寄与するため、「職業能力開発月間」である十一月に毎年開催されています。
 大会では「彩の国優秀技能者」として福島正雄さん(深谷寄居支部)が、コンクリート圧送職種技能検定の成績優秀者として小池大樹さん(春日部支部)が知事表彰を受け、萩原忠和さん(加須支部)は、優秀技能士として知事から感謝状が贈られました。

 また、全県の受賞者を代表して福島正雄さんは、「表彰に際し、課せられた責任の重さを痛感しています。 景気の低迷、若者のものづくり離れなど、技能者をとりまく環境は悪化 の一途をたどっています。一方で、ものづくりの大切さも強く社会に認 知されてきています。さらなる技能の継承、発展のため、これまでに増す努力が求められています。今後も精進を重ね、後進の指導、技能の向上に寄与していきます。」と謝辞を述べました。

◇ 受賞者の声 ◇
  こうした賞をもらえたのも、組合を始め地域のお客さんや、見守ってくれた周りのみなさんのおかげ。
この不況で仕事は厳しいが、こういう時こそ技術・技能が求められると思う。お客さんの喜ぶ顔を見るために、この仕事をこれからも続けていきたい。
   技能検定は難しかったが、自分の仕事が認められたという気がしてうれしい。 自分の仕事は、コンクリート造の建物がある限り必要とされるもので、それだけにやりがいもある。一生この仕事を続けていけるように、今後も奮闘したい。
 △ 彩の国優秀技能者表彰
   福島 正雄さん(深谷寄居 : 建築大工)
  △ 技能検定成績優秀者表彰
   小池 大樹さん(春日部 : 1級コンクリート圧送職種)
 今まで四十五年間、ずっといいものを作ろうと努めてきたが、こういった賞とは無縁だった。普通は一生懸命やってももらえないものだと思うが、こうして表彰されたのも、組合の力があったからこそだと思う。技術とは人に教わり、実践するだけでなく、人に教えるようになって初めて身に付くもの。自ら精進するためにも、後進の指導に尽力したい。    
 △ 優秀技能士感謝状
   萩原 忠和さん(加須 : 建築大工)