第三回 技術・技能の習得を励ますつどい


 3月8日(日)、さいたま 新都心「ラフレさいたま」を会場に、『第三回技術・技能の習得を励ますつどい』が開催され、来賓を含め37名が参加しました。
 今回で第三回目となるつどいは、一年間を通じて技術・技能の研鑚に励んだ仲間を組合としてお祝いするだけでなく、多くの「技術・技能」に励む仲間が大きく社会的に認められていくことをめざして取り組んでいるものです。
  第一部の式典では、主催者を代表して鈴木委員長から「いま、組合の仲間を取り巻く状況は本当に厳しい。こういう厳しければ厳しい時ほど、組合の真価が問われる中、一年間切磋琢磨して技術・技能の向上に励み、さらに資格を取得したことは、私たち建設職人にとってかけがえのない宝となるもの。培った技能を多くの後輩に引き継いでほしい」とのあいさつがありました。

 この式典には、来賓の埼玉県職業能力開発協会の星野検定課長から「百年に一度の経済不況でいま大変な状況だが、ものづくり、人材育成は日本経済が発展してきた基本。大変な状況の中、資格取得や技能向上に励み、すばらしい結果を出したことは、後々の未来につながる」との祝辞をいただきました。

  また、埼玉県技能士会連合会の吉場常任理事、全建総連梅澤技術対策部長が来賓として出席され祝辞をいただきました。
 

   表彰式では、後継者育成に貢献され埼玉土建からの推薦により国および県より表彰を受けた仲間をはじめ、技能検定の成績優秀者・合格者、各種競技大会の入賞者、二級建築士および二級建築施工管理技士の合格者に加え、今年度新たに二級電気工事施工管理技士と第二種電気工事士の合格者の表彰が行なわれました。

 表彰者を代表し、二年前には二級建築士、そして今回は一級技能士に合格した野崎直人さん(さいたま北)が謝辞を述べ、仲間を応援し続けたそれぞれの担当講師から激励の言葉が贈られて一部が閉会しました。
 第一部の式典が終了すると、 荒馬座の獅子舞と太鼓のレセプションに表彰者もゲスト出演し、大きく盛り上がって、大橋技術研修センター理事長の乾杯で第二部の交流会がスタートしました。
 表彰者も受講した資格取得合格のための講座やさしがね教室、競技大会の模様のスライドが上映されると、それぞれなつかしみのまなざしで映像を見入りました。
 表彰者からは「資格をとってあまり実感がなかったが、このようにお祝いされて、本当に実感できた」「講座の先生は、いままでで一番良かった。先生のおかげで合格できた」「また、このつどいに参加するため、違う資格取得に励みたい」など、講座での感想や決意が語られ、閉会しました。