建築大工の「建設マスター」が2年連続で誕生!

 5月28日(水)、メルパルクホールで、平成20年度の「優秀施工者(建設マスター)国土交通大臣顕彰」の式典が開催されました。
 建設マスターは、建設現場の第一線で「ものづくり」に直接従事し、特に優秀な技能・技術を持つ建設技能者を、平成4年度から始まり顕彰する制度で、今年で17回目を向かえました。
 全国から412名(埼玉県27名)、うち全建総連の仲間は6名が顕彰を受賞しました。
 埼玉土建からは、大里郡寄居町で工務店を営む福島正雄さん(深谷寄居支部)が建設マスターとして表彰されました。
 昨年度の和田三郎さん(ふじみ野支部)に続いて二年連続の受賞となりました。
【冬柴国土交通大臣からの挨拶】
 「平素より国土交通行政への推進に、ご支援・ご協力頂き深く感謝しています。建設産業は我が国の住宅・社会資本の整備に欠かすことのできない大変重要な役割を担っており、人の技術と技能に支えられている産業です。建設産業が、活力と魅力ある産業として発展していくためには、それを支える優秀な人材を確保するとともに、技術・技能を次世代に継承していくことが重要であり、国土交通省は人材の確保・育成・雇用労働条件の改善などに積極的に取り組んでいます。本日、顕彰を受けられた皆様は、ものづくりの第一線において、優秀な技術・技能を発揮されると共に、後進の指導・育成にも取り組まれており、ものづくり・人づくりの名人と称されるにふさわしい方々です。これまでのご努力に感謝と敬意を表するとともに、支えてこられた家族の方々にも心からの敬意を表します。」との挨拶がありました。
【受賞者の感想と今後の抱負】
「このような名誉ある賞を受賞できたことは、組合のおかげであり、家族の協力なしには考えられなかった。本当にうれしく思う。我々のような職人が、このような賞を受賞できることは、建設産業の仲間の励みになる。 現在、2人の若い衆が修行に入っているが、全国レベル的な仕事ができる高い技術を養えるよう、これからも後継者育成に尽力を注ぎたい。」との感想と今後の抱負を語ってくれました。    
                  福島正雄さん(建築大工)