今、社会問題となっている「アスベスト災害」は、各マスコミによって連日報道されています。これは私たち建設産業で働く仲間にとって、もっとも身近で深刻な問題となっています。当センターとしても、この問題は重要な緊急課題として取り組んでいます。


 2005年7月から施行された石綿障害防止規則では、アスベストが使用されている建築物又は工作物の解体・リフォーム等の作業を行う場合、特定化学物質等作業主任者技能講習の修了者の中から石綿作業主任者を選任することが義務付けられました。作業主任者は特別教育を修了した労働者を統括する立場で、該当する現場には必ず一人は常駐しなければなりません。主な仕事は、作業を行なう労働者が石綿粉塵に汚染されたり、吸い込んだりしないように、作業の方法を決定し、労働者を指揮し保護具の使用状況を監理することです。
  埼玉土建技術研修センターは、「特定化学物質等作業主任者技能講習」登録機関として、1月14・15日(2日間)に第1回の講習会を行ないました。今後は月に数回程度、定期的に開催していきます。なお、これまで取り組んできた「石綿取扱い作業従事者特別教育」もひきつづき開催していきます。

 詳細は「技能講習」のページにて。